(前編)国税庁、マイナンバーカードとe-Taxを利用しての確定申告をPR

 国税庁は、同庁ホームページにおいて、マイナンバーカードとe-Taxを利用すると、令和5年分の確定申告はさらに便利になるとPRしております。
 それによりますと、「確定申告書等作成コーナー」において、画面の案内に沿って金額等を入力するだけで、所得税、消費税及び贈与税の申告書や青色申告決算書・収支内訳書等の作成・e-Taxによる送信ができ、令和5年分確定申告から確定申告書等作成コーナーで新しいサービスを2024年1月から開始とあります。

 具体的には、マイナポータル連携による申告書の自動入力対象が拡大されます。
 マイナポータル連携とは、所得税確定申告の手続きにおいて、マイナポータル経由で、控除証明書等のデータを一括取得し、各種申告書の該当項目へ自動入力する機能です。
 令和5年分確定申告からは、従来の医療費やふるさと納税、住宅ローン控除関係などに加えて、給与所得の源泉徴収票・国民年金基金掛金・iDeCo・小規模企業共済掛金が対象となります。
 マイナポータル連携を利用するには、マイナンバーカードとマイナンバーカード読取対応のスマホ(又はICカードリーダライタ)が必要となります。

(後編へつづく)

(注意)
 上記の記載内容は、令和5年11月13日現在の情報に基づいて記載しております。
 今後の動向によっては、税制、関係法令等、税務の取扱い等が変わる可能性が十分ありますので、記載の内容・数値等は将来にわたって保証されるものではありません。